txt2lips(L)                                           txt2lips(L)



名称
    txt2lips - LASER SHOT 用 プリントコマンド

形式
    txt2lips [ options ] [filename ...]

解説
    txt2lips は、テキストファイルを入力し、LASER SHOT で印刷でき
    る形式に整形し、プリンタに出力します。次のような特徴がありま
    す。
        ・多彩な書式（任意の桁数・行数・フォントの大きさ、段組、
                      用紙方向、枠の種類、フォントの種類）
        ・見出し（更新日時、ファイル名、ページ番号、ユーザー名、
                  任意の文字列）
        ・行番号の付加
        ・印刷時にプリンタの液晶にユーザー名を表示

オプション
    ・ヘッダー指定
        -h○○ [comment]
          ↑↑-- 印字文字列指定(d, f, p, u, c)
          └---- 位置(l, m, r)
        -nh : ヘッダーを印刷しない

    ・フッター指定
        -f○○ [comment]
          ↑↑-- 印字文字列指定(d, f, p, u, c)
          └---- 位置(l, m, r)
        -nf : フッターを印刷しない

        [印字文字列指定]
            n : 何も印字しない
            d : 日付
            f : ファイル名
            p : ページ
            u : ユーザー名
            c : comment を印字
        [位置]
            l : 左
            m : 真中
            r : 右

    ・用紙方向指定
        -l : 横長（ランドスケール）
        -p : 縦長（ポートレート）

    ・カラム数指定
        -cn : n 段組で印刷

    ・行番号印刷
        -n

    ・タブ幅
        -tn : タブ幅を、n にする

    ・桁数指定
        -x n : １ページの桁数を、n にする。
        指定しないと、自動設定します。

    ・行数指定
        -y n : １ページの行数を、n にする。
        指定しないと、自動設定します。

    ・文字の大きさ指定
        -m n : １文字の大きさを、n にする。（1/720 インチ単位）
        指定しないと、自動設定します。        

    ・フォント指定
        -G : ゴシック体
        -M : 明朝体
        -F : 固定フォント(明朝体)
        -aG : 英字だけゴシック体
        -aM : 英字だけ明朝体
        -jG : 日本語だけゴシック体
        -jM : 日本語だけ明朝体

    ・枠指定
        -bm○
           └-- 枠装飾指定
        [枠装飾指定]
            0 : なし
            1 : カラム境
            2 : ヘッダー・フッター境
            3 : 四角く囲む
            4 : カラム境と四角く囲む

        -bl○
           └-- 枠線種類
        [枠線種類]
            0 : 実線      _______
            1 : 点線      _ _ _ _
            2 : 短点線    .......
            3 : 一点鎖線  ._._._.
            4 : 二点鎖線  _.._.._
            5 : 長鎖線    __ __ _
            6 : 長単線    . . . .

        -ba○
           └-- ヘッダー網かけ指定
        [ヘッダー網かけ指定]
            １〜６８
            詳しくは、「LASER SHOT コマンドリファレンス」 p169〜p271
            参照のこと。

        -bwn : 線の太さを、n にする

    ・余白幅指定
        -ox n : 横の余白を、n にする（1/720 インチ単位）
        
        -oy n : 縦の余白を、n にする（1/720 インチ単位）

    ・標準出力
        -std : lpr に出力するのではなく、標準出力に出力します。

    ・プリンタ出力
        -lpr : 標準出力に出力するのではなく、lpr に出力します。

    ★簡易設定オプション★
        -L, -L3  : 紙を横に使い、枠付き３段組で印刷する
        -L2      : 紙を横に使い、枠付き２段組で印刷する
        -LM, -Lm : マニュアルの印刷用（３段組, 66行）

        -P, -P2  : 紙を縦に使い、枠付き２段組で印刷する
        -P1      : 紙を縦に使い、枠付き１段組（６６行）で印刷する

   ☆固定フォント使用オプション（高速印字）☆
      -FL : 紙を横に使い、枠付き３段組で印刷（24ドットフォント、横:半角72文字）
      -FL2 : 紙を横に使い、枠付き２段組で印刷する（24ドットフォント）
      -FL3 : 紙を横に使い、枠付き３段組で印刷（16ドットフォント）
      -FLM : 紙を横に使い、３段組で印刷（24ドットフォント、66行）

      -FP  : 紙を縦に使い、枠付き２段組で印刷（24ドットフォント）
      -FP0 : 紙を縦に使い、１段組で印刷（32ドットフォント, 66行）
      -FP01: 紙を縦に使い、枠付き１段組（32ドットフォント, 66行）
      -FP1 : 紙を縦に使い、枠付き１段組（24ドットフォント）
      -FP2 : 紙を縦に使い、枠付き２段組で印刷（16ドットフォント）


    ＊ filename は、複数指定できます。filename が省略された場合は、
       標準入力から入力されます。

使い方の例
    1) テキストファイル file を横３段組で印刷したい。
         txt2lips -L file
    
    2) テキストファイル file を横３段組で ヘッダとフッタを印刷しない。
         txt2lips -L -nh -nf file
    
    3) テキストファイル file を縦２段組で印刷したい。
         txt2lips -P file
    
    4) csh のマニュアルを印刷したい。
         man csh | txt2lips -LM
    
    5) ２段組でヘッダの網かけをハートにしたい！
         txt2lips -L2 -ba67 file
         （-ba66 だと☆、-ba28 だと〜、-ba43 だと、ラーメンマーク？）
    
    6) テキストファイル file を横４段組で、枠は印刷しない。
         txt2lips -l -c4 -bm0 file
    
    7) テキストファイル file を３段組で、固定フォント(24ドット)で印刷したい。
         txt2lips -FL file
    
    8) X のマニュアルを固定フォント(24ドット)で印刷したい。
         man X | txt2lips -FLM